秋田工業高校平成20年度の主な出来事

東京秋工会 副幹事長

佐々木 進
昭和40年採鉱科卒

秋田工業高等学校の活躍

材料技術科が閉鎖

冶金科、金属工業科からの通算で69年の歴史を持つ本校の、材料 技術科が本年度で閉科した。2009年3月8日には、秋田市のイヤタカ 会館で閉科式が行われ、学校関係者や冶金科時代からのOBら約230 人が出席、思い出を語り合いながら、時代の変化に伴う幕引きを惜し んだ。

平成20年度の進路情報

平成21年1月5日現在の集計によると、3年生の就職内定状況は以 下のとおりである。

希望者 内定者内定率(%)
県 内525198.1
8675.0
県 外878698.9
1414100.0
合 計13913798.6
222090.3
※秋工ホームページから引用

・男女及び県内・県外共に内定率は高く、現状では希望者がほとん ど就職が可能な状況である。 ・就職先は多種多様であるが、母校で学んだ基礎をさらに向上し、 「高機能・高品質」の製品を開発し、日本工業界に貢献することが 期待されている。  ほとんど全員の就職が可能な状況である。

また、進学決定状況は、以下のとおりである。

国公立大学 私立大学短期大学専修学校等 合 計
志願者数1647437104
合格者数114343290
決定率(%)68.891.510086.586
※秋工ホームページから引用

・全校で240名を超える卒業生の中、進学志願者数が40(%)強であり、進学率が高くなっている。 また、決定率も全体で90(%)近い数値である。

秋田養護学校に教材プレゼント

 秋田市の秋田養護学校(松渕利夫校長)と秋田工業高校(熊谷隆益 前校長)の児童、生徒の交流会が2009年2月18日、同市新屋の同養 護学校で開かれた。養護学校の授業で活用してもらおうと、秋田工高 生が製作した教材を贈呈したほか、両校の児童、生徒たちがゲームな どを通じて交流を深め合った。

秋田工高からプレゼントされたキャスターカーに乗り、ゲームに 挑戦する児童、生徒たち
「記事・写真:秋田魁新報社提供」

高校生ものづくりコンテスト

本年度の高校生ものづくりコンテストの電気系電気工事部門県大 会が、2009年1月24日、潟上市天王のポリテクセンター秋田で開か れ、本校2年の淡路幸輔君が優勝し、三位には同じく今野和寛君が入った。淡路 君は7月に盛岡市で開催される東北大会に出場する。

配線工事の技術を競った
「記事・写真:秋田魁新報社提供」

危険物取扱者試験・甲種合格

 2008年度から高校生も受験が可能になった国家試験の危険物取 扱者試験甲種で、本校工業化学科の小林優希さん(3年)が本県の 高校生で唯一合格を果たした。 全国でも高校生は一割程度の 合格率という難関を突破。小林 さんは「受かると思っていなかっ たので、とてもうれしい」と喜ん でいる。  なお、高校生の合格は全国で 39人だった。

2009年2月14日版、本県高 校生で、危険物取扱者試験甲 種に第1号の合格者となった 小林さん
「記事・写真:秋田魁新報社提供」