会長挨拶

東京秋工会 会長

三平 俊悦
昭和39年建築科卒

東京秋工会の皆々様におかれましては、ますますご健勝にてご活躍のことと存じます。常日頃、東京秋工会の運営につきまして、物心両面にわたり、暖かいご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

今年もアルカディア市ヶ谷私学会館に於いて11月21日(土) 21年度総会・懇親会を開催します。皆様と再会し、校歌、応援歌を声高らかに歌い、同窓の交流と絆を深めたいと楽しみにしております。

まず、悲しい報告をしなければなりません。東京秋工会 元副会長、顧問遠藤幸雄氏(昭30年電気科卒)が入院加療中のところ、2年余りの病との闘いで、3月25日食道ガンのため、死去されました。会員の皆様と共に、ご逝去を悼み心より哀悼の意を表したいと思います。 遠藤さんには、東京秋工会の総会に毎年参加し会を盛りあげていただきました。気取らない明るい人柄で気さくに接して我々をご指導していただき、鑑の存在でありました。また、KANASA12号に秋工創立100周年を迎えて、寄稿していただきました。その一部をご紹介致します。 「思うに大学の進学、そしてオリンピックへの道の原点は、高校時代の競技力(3年時、県大会優勝、インターハイでもチームと個人総合2位)にあったといって過言ではない。秋工時代と卒業後に関わった同窓の方々に感謝の気持ちでいっぱいである。」 秋工の大スターを失い残念でなりません、東京秋工会の発展に全力で当たることを皆様と共に御霊前にお誓いし、ご冥福をお祈り申し上げたいと存じます。合掌

昨年米国発のサブプライムローン、リーマン破たんから発した100年に一度といわれる世界金融危機により、国内でも不動産、建設業界大量倒産となりました。そのあおりを受けて私の会社も1月末日に清算に追いこまれ、現在再建中です。また、日本も輸出急減でGDPは3年振りの落ち込みとなり、戦後最大の経済危機に直面して、大量の失業者が発生しております。大型の追加景気対策を迅速かつ効果的に実施して、一日も早い回復を願うばかりです。

さて、浅学非才の私が、澤木誠一大先輩から会長職を引き継ぎ、早くも一年近くになりました。アットいう間の一年間に感じます。役員・幹事の皆様からはご尽力とご協力を賜わり、無事に21年度の総会を迎える事が出来、感謝しております。  会務報告でお分かりのように、会長として他団体とのお付き合いも多い一年でありました。出来るだけ多くの 方々達と丁寧にお付き合いをいたしてきたつもりです。

平成20年度の主な行事

(1)昨年は、全国植樹祭を北秋田市で開催されるなど、全国的に秋田県の知名度あげるイベントでした。東京秋工会からも数名参加しました。

(2)けやき会(秋田市内高校の集い)として、佐竹氏ゆかりの地である、仙北市(角館、田沢湖)の視察旅行に当校から数名参加しました。仙北市長表敬訪問及び佐竹氏の殿様(佐竹前秋田市長)訪問と角館の武家屋敷群や勇壮な山ぶっつけで有名な「角館まつり(国指定重要無形民俗文化財・佐竹氏ゆかりの行事)」について、深く知る旅でした。

(3)秋田県主催の読売巨人軍監督原辰徳氏を顕彰、表彰する会に当校から数名参加しました。15年間連続で秋田県下の多くの介護・老人ホームなどの施設を慈善訪問し、慰問・激励に努め、県下では「あしながおじさん」として、人徳を慕われています。そのきっかけは、当校51年工業化学科卒、元日本ラグビー選手(キャップ13)瀬下和夫氏(明大ラぐビー部キャプテン)と原監督(東海大野球部キャプテン)は、大学キャプテン仲間として親友となり、2人の縁で郷里、秋田に貢献できたのです。 私も同窓として、すばらしい人物に誇りを持てました。

(4)本会の目的を実現するために、多くの活動を行いました。詳細は12頁「平成20年度活動状況」をご参照下さい。 今年もまた、スポーツのみならず多くの種目で全国大会に出場し、母校、秋工の名声を高めてくれることを大いに期待しております。

会員の皆さんにより良い「東京秋工会」として発展する事ができますように、皆様からも、要望、ご意見、良い案件、企画等、何でも結構ですので、どんどん遠慮なく積極的に幹事に、提案して下さい。「東京秋工会」の会員に満足していただける同窓会をつくり、次世代に継承できる同窓会にするためにも、幹事、役員、一層努力して、着実に進めてまいりますので、ご理解とご支援・ご協力を賜りますよう心からお願い致します。

 最後になりますが、諸先輩の皆様にはよりいっそう健康に留意なさって、元気に年一度の総会を楽しみにお出掛けください。これからも末長く東京秋工会の隆盛のために、ご指導、ご鞭撻を賜ります様にお願い致します。会員の皆様のますますの、ご健勝とご繁栄を心からお祈り申し上げ、ごあいさつといたします。