東京秋工会 発足70周年を祝して

  1. 秋工同窓会東海支部会長

  2. 栗原 四郎
  3. (昭和31年電気科卒) 

この度、東京秋工会が、発足70周年を迎えられました事を心からお喜び申し上げます。
 今から70年前と言いますと、昭和15年(1940年)、第2次近衛秀磨内閣が発足し、松岡洋介外相、東條英機陸相等が就任し、武力南進政策決定、大政翼賛会発足等々を経て、戦争・終戦、そして戦後の混乱と言う修羅の場を生き抜いて来られたという重い歴史を持つ、素晴らしい同窓会であると言う事でもあります。           
改めて、この長きに亘って貴会を守り、育て上げてこられた歴代会長をはじめ、役員、会員の皆様には、深く敬意を表したいと思います。
 そして今でも、貴会の総会・懇親会に出席させて頂いた折に感ずることは、会報「KANASA」の素晴らしい出来栄えを拝見させて頂きながら、産業界は勿論、あらゆる分野で大活躍されて居られる多士済々の会員の皆様が、まさに熱き心を持って貴会を盛り上げて頂いているという事であります。
 多感な青春時代を過ごした学び舎を後に、遠く故郷を離れ、ひたすら生き抜いて来た生活の場で、ふと生まれ育った秋田の匂い、秋田の言葉、そして母校での想い出等々を、楽しく想い出させてくれる同窓会は、まさに卒業生各人の人生にとっても、得難い貴重な存在感を持っているものと考えており、これからもしっかりと大切に守り育て上げて行かなければならないものと考えております。
 私共、東海支部同窓会は、貴会と関西支部同窓会を良き見本として、昭和60年1月7日、第64回全国高校ラグビー大会で、対相模台工を9対4で破り、16年ぶり14回目の優勝を遂げる前日の6日に設立され、以来これまで25年の歴史を刻んで参りました。 現在の登録会員は150名、会費納入会員は80名前後となっておりまして、毎年東京秋工会と関西支部同窓会の総会・懇親会にも出席させて頂いております。 また関西支部とは距離的に近い事もあって、全国高校ラグビー大会や、高校駅伝大会、更には日帰り旅行等にも参加させて頂き、楽しく交流を深めております。
  私は、これからも故郷から遠く離れたこの地に新入生が来て頂ける限り、そして同窓生がこの地に存在する限りにおいては、この同窓会の永続的な存続と発展を目指して、しっかりと守り育て上げて行かなければならないものと考えております。
  これからも、東京秋工会との交流を深め、色々とアドバイスを頂きながら、共に同窓会活動の活性化に向けて取組んで参りたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
  貴会の更なるの発展と、会員皆様方の益々のご活躍を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせて頂きます。