各 位
秋工ラクビー後援会の船木です。
関東大学対抗戦早稲田対明治戦フランカー加藤広人(1年生…秋工出(高校日本代表))勝利に貢献1トライ6試合連続出場を報告いたします。又本人の試合後のコメントがありますのでお知らせいたします。
2014/12/07 関東対抗戦 秩父宮ラグビー場 Kick off 14:00 | ||||||||
早稲田A | 明治 | |||||||
18 | 10 | |||||||
37 | ー | 24 | ||||||
19 | 14 | |||||||
T | G | PG | DG | T | G | PG | DG | |
2 | 1 | 2 | 0 | 前 | 1 | 1 | 1 | 0 |
3 | 2 | 0 | 0 | 後 | 2 | 2 | 0 | 0 |
5 | 3 | 2 | 0 | 計 | 3 | 3 | 1 | 0 |
T:トライ G:ゴール PG:ペナルティゴール DG:ドロップゴール |
12月7日 関東大学対抗戦 対明大 東京・秩父宮ラグビー場
理屈抜きの決して負けられない戦い、早明戦。ことしは国立競技場の改修工事の影響で、秩父宮に舞台を移して行われた。
早大はSOにルーキー横山陽介(スポ1=神奈川・桐蔭学園)を起用。日本代表のFB藤田慶和(スポ3=東福岡)もチームに合流し、BKの顔ぶれ大きく変更された中で今試合を迎えた。早大は前半を18-10で折り返すと、後半も明大の猛攻をしのぎ切り、37-24で完勝。来る全国大学選手権(大学選手権)に向けては弾みをつけた。
試合開始早々、早大は出鼻をくじかれる。4分にPGで先制点を許すと、5分にはターンオーバーを起点とされ失トライ。ゴールも決められ、0-10となる。11分にPGで3点を返すも、その後はミスで自滅し得点に結び付けられない。
試合が動いたのは28分。藤田がカウンターで自陣から一気に敵陣に上がり、左に展開。最後はCTB小倉順平副将 (スポ4=神奈川・桐蔭学園)がギャップを突き、インゴールに飛び込んだ。これを皮切りに、37分にPGを決めて勝ち越しに成功。直後の38分、再び抜け出した小倉からWTB荻野岳志(先理4=神奈川・柏陽)がパスを受け、右外をそのまま走り切る。得点を追加し、8点リードでハーフタイムに突入した。
迎えた後半。それぞれが1トライずつ奪い、この時点で6点差に。リードを広げたい早大だが再びミスが増え、思うように攻め入ることができない。逆にその隙を突かれてしまい、5分以上にわたり自陣ゴール前での防戦が続く。
しかし、FWの集中力と我慢強さがこの窮地を救った。幾度となく猛攻をしのぐ内に相手の反則を誘発し、早大スクラムに。横山がキックで陣地を大幅に回復し、悪い流れを完全に断ち切った。35分には荻野が本日2つ目のトライを挙げて突き放すと、40分には小倉が密集の内側に切り込み、ダメ押し点をたたき込む。ロスタイムに7点を献上したものの、37-24でノーサイドとなった。
ペナルティーの多さ、試合の入り、ロスタイムの失点と、依然として課題は多く残る。だがその一方で、「確実に前に進むことができた」とロック大峯功三主将(スポ4=福岡・東筑)が断言する通り、得たものも大きい。
前の帝京大戦、慶大戦と自分たちのしたいプレーができなかった早大にとって、この一勝がチームをさらに前進させるだろう。あくまで目指すは大学選手権優勝。早明戦は通過点に過ぎない。残り約1カ月で、どこまでチームの精度を高めることができるか。1試合も無駄にせず、成長し続けることが求められている。(早稲田スポーツ新聞会 加藤千暁)
コメント
後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)
――試合の振り返りをお願いします
長い歴史の早明戦ということで、明大は明大のプライド、早大は早大のプライドを持って試合に出るメンバーだけでなく、チーム全員で持ってやろうということを話してきました。
具体的な戦術としては明大のFW、特にセットプレー、特にスクラムの部分で負けないこと。また、キープレーヤーであるSO田村煕君、CTB梶村祐介君、NO・8松橋周平君を走らせないということを念頭に置いていました。最初から点を取られしまってどうなることかと思いましたが、前半の中盤から落ち着いて敵陣に入って、早大が押しかけることができたのでペースをつかめたかと思います。
後半、守戦に回った場面はキックオプションを使って敵陣にいければ、もう少し良くなったのかと思いますが、これが早明戦なのかと思います。いろいろなプレッシャーがある中で、明大の気迫を受けながら最後まで粘って、そこから1つ、2つトライに結び付けられたのは評価しています。
――BKが新しい布陣での試合となりましたが、そこについての評価をお願いします
ある程度期待していた通りになったと思います。もっとSO横山陽介(スポ1=神奈川・桐蔭学園)に期待したキックの部分をもっと前面にシンプルに打ち出して、敵陣でのプレーができたと思いますが、随所に好キックをしていたと思います。
FB藤田慶和(スポ3=東福岡)に関してはカウンターアタックでゲインをしていました。あのようなプレーを期待していたので、良かったと思います。また、前半のトライに結び付いた場面はほとんどCTB小倉順平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)の崩しが機能していたと思います。
――この試合を終えて、今後伸ばしていくべきと感じたところを教えてください
昨年以前より口にしていることですが、もう少し冷静さ、賢さという部分が出ていけばいいと思います。良い意味で余裕を持って局面に臨めればと思います。このビックゲームを乗り切ったことで選手たちが、自信を持って次以降の試合で経験を積んでいって、最後に帝京大とやった時にどうなるかというところに期待しています。
フランカー加藤広人(スポ1=秋田工)
フランカー加藤広人(スポ1=秋田工) コメント
――早慶戦では緊張があったとおっしゃっていましたが、この試合ではどうでしたか
いつも通り最初の30秒くらい、コンタクトプレーが起きるまではとても緊張しましたが、試合が始まって体を当ててみると緊張はとけました。全然大丈夫でした。
――初めての早明戦でしたが、雰囲気はどのように感じましたか
小さい頃に生で見た試合で早大に憧れていたので、その大舞台で実際にプレーできたのは感動しましたし、最高でした。
――試合内容を振り返っていただいてどうですか
まず勝てたことが一番の収穫だったと思います。あとはまた見つかった課題を修正していけたらと思っています。
――明らかになった課題について具体的にお願いします
タックルやコンタクトの部分ですね。
――ボールタッチした場面も多く見られましたがいかがですか
僕は外に回ることが多かったんですが、そのおかげでパスを多くもらえました。
――明大とのスクラムについてはどのような印象がありますか
特にフロントの3人、俊太郎さん、新也さん、勇人さんが良いかたちでスクラムを組んでくれたので、そのおかげで僕らの流れも良くなったなと感じています。すごいなと思いました。
――個人的には対抗戦初トライもありましたが、振り返っていただいてどうですか
対抗戦の初めてのトライが思い入れのある早明戦だったので、最高でした。
――大学選手権に向けて抱負をお願いします
次も出場機会をいただけたら自分に求められている以上のプレーをして、早大のフランカー7番は加藤だと言われるようなプレーをしたいです。
早稲田大学ラクビー部HP
同窓生の皆さん加藤広人の応援よろしくお願いします。
追記:明治の秋工出身(村井4年、寺田4年、成田2年)の3人は活躍したが早稲田に勝利することは出来なかった。
同窓生の皆さん村井佑太朗、寺田大樹、成田秀平の応援よろしくお願いします。
以上