戻る

なまはげ通信

2015/01/05

(没後二十九年)土方巽(秋工出)を語ることⅤ(慶応義塾大学アート・センター)

東京秋工会 各 位
秋工ラクビー後援会の船木です。
「(没後二十九年)土方巽を語ることⅤ(慶応義塾大学アート・センター)」を紹介させていただきます。

(没後二十九年)土方巽(秋工出)を語ることⅤ(慶応義塾大学アート・センター)より

「没後29年土方巽を語ることⅤ」が慶応大学で開催されます。
ぜひ東京秋工会の役員様は参加していただきたくよろしくお願いいたします。
例年どおり、土方巽を知る人も知らない人も、命日に集うことで、土方巽を語り、土方巽を偲びます。
今年は、ゲストスピーカーに大野慶人さんをお招きします。言うまでもなく、大野慶人さんは、土方巽にとっては最初の舞踏作品とされる「禁色」でのかけがえのない相手役です。二人の出会いは、それに遡ること5年前になります。まだまだ解明されていない1950年代の「舞踏」をはじめ貴重なお話をうかがえるかと思います。

ディスカッション[土方巽をかたること]
参加メッセージを寄せてください! facebook
昨年もまた、土方巽がお世話になった方々が幽冥、境を異にされています。今井重幸さん、田中岑さん、河原温さん、副島輝人さん、赤瀬川原平さんらです。東京での芸術への導きの人であった田中さん、舞踏以前の姿を知る河原さん、「舞踏」のタームを示唆したともいう今井さん。それぞれが土方巽の貴重な証言者です。
生地秋田では「土方巽記念秋田舞踏会」の活動が続いています。昨年夏のイベント以来、さらに広く関心を集め、会員が増えています。11月には「『病める舞姫』を上演する」として、朗読劇やダンスなどの催事を敢行しました。秋田での国民文化祭の一環としての10月の「土方巽・舞踏の世界」展の開催とともに、土方巽が秋田でクローズアップされました。
本年は、慶應義塾大学アート・センターの主催で、8月末から9月初にかけて青森でPSi 2015 TOHOKU(国際パフォーマンス研究学会)が開催されます。東北の風土や宗教儀礼とともに、土方巽と寺山修司がメインテーマになります。
アート・センターの広報誌「ARTLET」の第42号(2014年9月)でも「舞踏、その世界性」をテーマに特集を組んでいます。舞踏はグローバル化とともに、変容あるいは変質を余儀なくされていることでしょう。舞踏の創始者土方巽の思想と存在の意義をあらためて考える機会になることを願います。
さて、来年は土方巽没後30年となります。「Hijikata Memorial 30」として、今年度よりプロジェクトが始まります。皆さまのご協力、ご提案を賜りますことをお願いいたします。(森)
                    以上


船木政秋氏 (秋田在住S44K)




戻る