私のゴルフ人生

  1. 東京秋工会副会長
  2. 加賀谷 健治
  3. (昭和36年電気科卒)
―東京秋工会ゴルフ大会に優勝して―

東京秋工会第35回大会で図らずも優勝の栄誉を得ることが出来ました。澤木名誉会長(S26E)、同級の井島氏(S36E)、新幹事の嵯峨氏(S43E)の電気科卒の良きパートナー、高ハンデキャップ28、そして同ネットの小野幹事長(S38C)との年齢差などが重なり、勝利の女神が微笑んでくれました。
恒例により優勝者の「ゴルフ人生」を掲載することになりましたが、前回優勝の池田護氏(S36M)のような真面目な本格ゴルファーと違い、スコア110の王と開き直り「多摩ライオンズゴルフクラブ」でプレーしている者にとってゴルフ談義をするなどおこがましく躊躇しておりましたが、下手な人の励みになるとの意見もあり、恥ずかしながら紹介する事にしました。
 私が最初にゴルフを始めたのは、K大学夜間部を卒業し多少暇が出来た25歳からです。有給休暇を取って月1ゴルフをしていました。120位のスコアを改善しようと若いレッスンプロに指導を受けたら、こんな運動神経が鈍い人は初めてだと本人も自覚している事を指摘され、能力がないものとあきらめ5年位で一旦やめました。
 ゴルフを再開したのは45歳の人間ドックで糖尿病と診断され医師から運動を勧められましたがこれと言った運動が思いつかず、野山を駆け回るゴルフなら運動になると思い再開する事にしました。新たなレッスンプロは、腕前に合わせ親切に指導をする人でした。プロには「力むな、バックスイングが大きい過ぎる、もっと腰を回転しろ」と同じ事を再三注意されましたが、今だかって教えを実行出来ずミスショットに悩んでいます。
 1995年52歳で秋山CCのメンバーになり、最初の公式HCは38で3年目には28と10縮まりました。この調子で行くとあと5年くらいでシングルかと思った矢先、50肩になりスコアは110の王にユーターンし、数年後にやっと100前後で回れるまで回復しました。ところが再び2007年64歳でまた50肩(医学用語で60肩が無い)になり、120の大叩きが続きHCも32.6と落とされてしまいました。2年ほどでやっと回復し東京秋工会ゴルフで優勝することが出来たものです。今年67歳になり4月の改定でHC29.6にと少し改善されました。 私のゴルフは起伏が多く日によって20打は違い、午前と午後で10打も違う事がしばしば有るのが課題です。
2桁近い大叩きが何回か出てしまう日は110の王となります。大叩きした状況を思い返すと、テイショットでは遠くまで飛ばそうと思う欲望で力んでOBかチョロ。アプローチではボールを打つ前に行方を見てしまいザックリ。谷、池、バンカー越えでは不安のためボール上げようとしてトップし、避けようとしたハザードにボールが吸い込まれます。ミスの後は早く難関を脱出しようとあせってショットをすると、スイングが早くなりまたミスショット、ミスを挽回しようと無理なショットをしてまたまたミスショットというような事を繰り返し、グリーンに乗ったときには頭の中がまっ白になり自分の打数をパートナーに確認する始末になります。(大叩きが出来ない鎌田(S27C)先輩に教えて差し上げます、以上の事を実践するとすぐ大叩きが出来るようになります。)大叩きの改善策として、ゴルフ練習場に行くのでなく、禅寺で無我の修行をするほうが効果的と考えています。
 ゴルフは健康のためにも、ストレス発散のためにも、そしてHCがあるため大叩きが出なかった日には優勝することもあり大変楽しいスポーツです。今ではすっかりゴルフにはまり込み、命がある限りゴルフを続けたいと思っております。
 東京秋工会ゴルフコンペは、同窓のパートナーと秋田弁を交えた会話で楽しいプレーをして、19番ホールでは盛大な酒盛りとなり、20番ホールではカラオケで熱唱し、丸々1日をエンジョイしストレスを解消することが出来ます。年2回開催されますので、まだ参加したことがない人は是非幹事に申し込んで下さい、新人大歓迎です。

第35会優勝