寄稿

2020/12/13

京都紅葉巡り

毎年１２月の全国高校駅伝大会の応援に京都に行っていますが、紅葉の時期に行ったことがありません。今年はコロナ禍の為に応援が取り止めとなり、生駒茂さんをお誘いして、ＧＯＴＯトラベルを利用し、ベストシーズンに１１月２３日～２５日の２泊３日で紅葉旅行をしてきました。

今までの紅葉の時期を調べて、台風の塩害もなくベストシーズンを選んだつもりが、台風が来ないときは紅葉が少し早いようです。散り始めで少し残念でしたが、１７か所お寺を巡りし、紅葉といろいろ歴史の重みを感じることができ、心が洗われる思いでした。

京都は神社・仏閣が約１８６０ヶ所あり、愛知県の次で２番目のようです。お寺にお参りし何かご利益があればと念じております。コロナ対策（三密・マスク・手洗い、消毒など）を回避して、異常なく帰宅出来ました。生駒茂さんに不自由させました。ご同行ありがとうございました。次はお寺を２～３か所に絞り桜・紅葉に行きたいと思ってます。

(*以下、丸数字は写真の番号に合わせています。)

２３日

① 南禅寺 : 境内奥の水路閣（琵琶湖から京都に水路）の紅葉　壮麗な三門の紅葉が素晴らしかった。
② 清水寺 : （５０年ぶりの檜皮屋根葺き替え工事完了）
奥の院・三重塔の紅葉素晴らしかった
夜景ライトアップ（自由行動）　
清水寺：舞台からの京都市内が一望でき、紅葉が幻想的であった。
③ 高台寺：清水寺から徒歩１２分程、豊臣秀吉の菩提を弔うために正室のねねが創建した。桃山建築と紅葉と光と水面との競演が素晴らしい。
④ 永観堂：もみじの永観堂として知られる古利、周囲の色とりどりの紅葉が鏡のように水面に映りこむ

２４日

午前

⑤ 東福寺：京都最大の伽監を誇る臨済首宗東福寺派の大本山、通天橋から眼下に色ついた。カエデが海のように広がり、渓谷を染める一面の紅葉が素晴らしい。切り石と苔で市松模様が描かれた庭を楽しめた。
⑥ 光明院：枯山水庭園の背後の紅葉と白砂と立石が仏を表す穏やかな庭で並べ苔庭にサツキ・ツツジが巧み配された。落ち着いた庭園でした。
⑦ 毘沙門堂：平安時代に最澄が作ったと伝わる毘沙門天を本尊に祀る天台宗の寺院。勅使門に続く延びる石段に参道に舞う敷きもみじ紅葉が見事でした。残念ながら敷きもみじ少なかった。
⑧ 円山公園：紅葉が終わり池の廻りのやなぎの間にわずかなツツジが紅葉してました。
⑨ 檀林寺：平安時代の初めに嵯峨天皇の皇后橘嘉智子が創立した。山緒深い寺である。歴史を語る寺宝が収蔵されている。（金銅像・木造彫刻像・書画等）
⑩ 銀閣寺：当初金閣寺の予定が改修工事の為に銀閣寺に変更した。国宝の銀閣と東求堂。特別名勝・特別史跡の庭園が創建時からの遺構でした。展望所から銀閣寺・市内が一望でき紅葉・竹林落ち着いた雰囲気でした。

午後

真如堂：広い境内一面にカエデが茂る本尊阿弥陀如来立像（重文）をまつる本堂
⑪ 龍安寺：心ｶﾞ洗われる石庭ﾃﾞ知られる禅寺・石庭の紅葉　白砂と油土塀と紅葉が織りなす紅葉。
⑫ 等持院：足利将軍家歴代の菩提所となっている。足利１５代、２３０余年の歴史を語るだけの貴重な文化財が保存されている。庭園の心字池・芙蓉池が風情ありました。

２５日

⑬ 光明寺：もみじ参道で名高い西山浄土宗の総本山で法然上人が初めて本願念仏のみ教えを説いた場所として知られる。
⑭ 嵐山自由散策：渡月橋を渡り　
⑮ 法輪寺：展望所から渡月橋・嵐山が一望出来る。空が曇って残念でした。
⑯ 祇王寺：竹林に囲まれた奥嵯峨の寺・茅葺の草庵と苔に覆われたイロハモミジの見事な庭園対比と散紅葉美しい。平清盛に寵愛された。女性の哀話が残る尼寺
⑰ 竹林の小路
⑱ 天龍寺；　祇王寺の帰り竹林の小路を人力車が通り風情がありました。嵐山公園内にある、天龍寺は足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため創建した古利。池泉回遊式の曹源池が紅葉となり借景の山と一体になり美しい。　
⑲ 東　寺：　国宝五重塔は１６４４年徳川家光の寄進によって竣工した総高５５ｍの現存する日本古塔中最高の塔である。散紅葉となり残念でした。
京都駅から新幹線にて帰路　東京駅に（１７：１２～１８：１２）到着

以上

三平　俊悦(S39A)