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2022年秋帰省 秋田市千秋公園あきた芸術劇場ミルハス

2022/11/04~07

11月4日から7日まで秋田に帰省する機会があった。

11月に入って、日本列島は冬型の気圧配置になり、関東地方など太平洋側が晴れの日が多くなって、反面東北地方の日本海側に曇りや雨・雪の日が多くなる。

出かける前、秋田の天気予報では4,5,6日が曇りや雨で帰りの7日に晴れるとあったが、実際は4日の午後雨が降って5日と6日は晴れて青空が続いた。

赤川均(S41E)



あきた芸術劇場ミルハス

(写真:ミルハスサイトより)

千秋公園の入り口にあった昔の秋田県民会館跡地に建てられた「あきた芸術劇場ミルハス」は6月開館、9月23日グランドオープンした。秋田県と秋田市が共同建築主。大ホールは座席数2007、中ホール800席と東北有数の多目的ホール。

あきた芸術劇場の愛称である「ミルハス」は、県が案を募集して2021年(令和3年)3月13日に決定、発表された。フランス語で「千」を意味するmille(ミル)と、千秋公園で見られる「ハス」を組み合わせて作られた造語で、考案者は秋田市在住の市民。天井や壁に秋田杉がふんだんに使われている。総事業費は約254億円。

ミルハス内部

ミルハス

秋田杉の匂いがする

東海林太郎記念碑

「秋田の赤い靴」の像

ミルハスの道路向かいの秋田市立中央図書館明徳館の前庭に「秋田の赤い靴」の像がある。以前訪れたときに当サイトに記事を掲載した。その後映画化されまもなく公開される予定。 赤川のプライベートサイト「秋田の赤い靴」・2018/04/17掲載

まもなく「秋田の赤い靴の女の子」の映画が公開される

明徳館小路のメタセコイア


平野政吉美術館

夕方カラスの群れが太平山をバックに千秋公園方向へ飛ぶ

朝、キャッスルホテルより。消防ホースで蓮池の水を抜いているようだ。

蓮池

御隅櫓

御隅櫓。平成元年に市政100周年を記念して復原された御隅櫓。櫓は、見張り場としての役割と「矢倉」と称する武器庫としての役割を担っていた。内部には佐竹氏の歴史資料展示がある。佐竹氏は清和源氏の流れを組む名門という。公園内では最も高い建物となっていて、4階から秋田市内を眺望できる。

御隅櫓より市営平和公園方向。秋田工業高校

秋田北高校

土崎港方面

太平山。秋田大学

千秋公園

秋田駅から徒歩10分の距離にある千秋公園は高校時代の通学路でもあった。秋田駅から高校まで通常は別の最短道を通るが、春や秋の季節感を感じる頃は少し遠回りをして公園経由で通った。

千秋公園は、慶長7年(1602年)から、明治2年(1869年)の版籍奉還まで、12代267年間続いた秋田藩20万石佐竹氏の居城、久保田城跡。 常陸から国替えとなった初代秋田藩主佐竹義宣が、慶長8年に自然の台地を利用して築城したもので、石垣や天守閣を持たない平山城であったことが特徴。

平成11年から2カ年計画で資料にもとづき再建した久保田城表門

与次郎稲荷。佐竹義宣に飛脚として仕えた狐の「与次郎」を祀ると伝えられる神社。7月には秋田市内を走る「与次郎駅伝」が開催されている。

茶室「宣庵」。昭和28年(1953年)に秋田市建都350周年記念事業として県内茶人有識者の厚意により建設され、同33年に秋田市に寄贈された。

茶庭に設置された船形の手水鉢は、文禄の役の際に加藤清正が朝鮮から持ち帰り、大阪城内にあったものを石田三成のはからいで佐竹東家に贈られたと伝えられている。

加藤清正が朝鮮から持ち帰り茶庭に設置されたと言われる船形の手水鉢

胡月池

頭上の木からヤマガラの鳴き声がした

蓮池、広小路秋田駅方向

広小路から蓮池、千秋公園

千秋公園の向かいにある県立美術館2階から。水庭の水が保守作業のため抜かれていた

県立美術館の螺旋階段

秋田キャッスルホテル

千秋公園で観光案内人の女性から茶室宣庵近くの香りのする桂の木を勧められた。木の近くを通ると甘い香りがあたり一面に漂っている。香りの主成分はマルトールで,砂糖を含む菓子等の製造過程でも生成される物質。キャラメルのような匂いと称される。「香りが出る=香出(かづ)る」が桂の名前の由来という説もあり,東北などでは,「おこーのき」、「しょーゆのき」、「まっこーのき」などとも呼ばれているらしい。マルトールは桂の緑葉には少なく、黄葉、紅葉となるにつれて含量が多くなり、葉が老化段階に入ったり、乾燥したりすると増加するようだ。この物質には抗がん作用があるとの説も。

桂の黄葉から甘い香り

ハートの形と言われる葉

けやき

秋田から東京へ

東京から秋田へ来るとき、高校時代に汽車通学した駅を通過した。帰りにカメラを構えて懐かしい景色を撮影した。秋田新幹線は盛岡からは田沢湖線、大曲からは奥羽本線の線路を通る。

秋田駅新幹線こまち

新幹線から見た、高校の頃通った道。ここまで峠を超えて自転車で30分かかった。大仙市峰吉川

峰吉川駅前

峰吉川駅前。昔は跨線橋は無かった

奥羽本線峰吉川駅。ここから秋田駅まで一番列車で50分を通った

秋田から盛岡への途中の景色

スマホスナップ

岩手山

秋田駅

稲庭うどん

ミルハス夜景

飛脚姿の与次郎