ロンドンで13日行われた陸上の世界選手権男子50キロ競歩で、秋田県大館市出身の小林快選手(24)=ビックカメラ、秋田工高―早大出=が銅メダルに輝いた。高校時代の恩師や仲間、古里の市民は初出場での快挙を称賛、祝福した。
秋田工高時代の恩師で今も同校陸上部監督を務める大友貴弘さん(61)=秋田市=は「本当によく頑張ったと思う」と喜んだ。
小林選手はロンドン入り前に大友さんに電話し、「失格に気を付けて入賞を目指したい」と話していたという。これに対して大友さんは「やってきたことを信じ、攻めていけ」と激励。小林選手は本番で歩型が乱れる場面もあったものの、「クレバーなところが彼の持ち味。50キロの長い距離を歩きながら修正したのだろう」と話した。
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