平成27年度の東京秋工会総会・懇親会は11月7日(土)午後12時半からアルカディア市ヶ谷(私学会館)に於いて、来賓18名、会員他100名が出席し盛大に開催されました。今回は東京秋工会創立75周年記念総会になります。
地主勝己副会長(S37C)開会の辞
校歌斉唱
総会は例年より30分繰り上げて12時30分からの開会となりました。
地主勝己副会長(S37C)による開会の辞に続き、嵯峨勝氏(S43M)の音頭で全員による校歌斉唱があり、秋工同窓会前会長 太田光重氏 及び東京秋工会会員で昨年度総会以降にご家族などからご逝去の連絡があった加藤勇一氏ほか7名の方々へ全員で一分間の黙祷を捧げました。
三平俊悦会長挨拶
三平会長挨拶では、今年創立75周年となった東京秋工会総会に出席のお礼がありました。
トランペット奏者でビッグバンド「Big18」バンドマスターの村井忠一氏(S37E)、芸能プロダクション「ワシヤプロモーション」代表 鷲谷透氏(S56M)、新宿の居酒屋「たまり場廣島」のマスターでドラマー廣島徹氏(S49金)の3名の音楽家が参加されたとの紹介がありました。
75周年を記念し、母校生徒により特別講演と慶応大学アート・センター森下隆先生の記念講演の紹介がありました。
このところ若い人の参加が少なくなっている現状に対して、会員からの情報提供の依頼がありました。
佐々木幹事長より会務・会計報告、小野鐡雄監査役より、監査報告が行われ、異議無しにて承認されました。議案については会報にて報告されております。
西聡校長
母校の西聡校長は、秋田空港でのアクシデントにより遅れて駆けつけられました。
昨年に続き今年も秋工ラグビー部が秋田県大会決勝で敗れ花園出場を逃したことに対して申し訳ない。来年は全国一を目指すので引き続き支援をお願いしたいと話されました。駅伝は昨年に続き京都の全国大会出場を決め、好成績を期待するとのことです。
母校生徒は文化面でもメカクラブレーシング班が日経新聞のトップ記事に取り上げられる活躍をしておりスポーツ・文化ともに応援していただきたいとのことです。
この日平成27年度秋田県高校ラグビー新人大会決勝で秋工が前半40-0でリードしていると報告がありました。(*後ほど司会者から61-7で金足農に勝ち優勝したとの知らせがありました。)
富樫博之衆議院議員
秋田県東京事務所所長 牧野一彦氏
来賓挨拶では、富樫博之衆議院議員(S50M)から、以前秋工卒業式の懇親会に出席した秋田県知事から校舎の移転話があった際、太田前会長とのエピソードについて触れられました。(*太田前会長は校舎新築にあたり金砂の地に留まることを強く進言したと聞いております。)
富樫議員は秋工陸上競技部の会長をしており、昨年秋工の駅伝が西京極の全国大会で4位と健闘したことについて大変感動した。今後も物心両面の支援をお願いしたい。
秋田県の少子高齢化について、現在103万の県人口が今後さらに減少してゆくことについて、地方創成を推進してゆきたいと話されました。
秋田県東京事務所所長牧野一彦氏はこちらも秋田県の人口減少問題に触れ、確実に減少することを現実としてとらえ、小学生学力テスト全国トップ、70歳以上の働いている割合が全国一など、少数精鋭で行きたいと話されました。
同窓会本部会長 工藤嘉範氏
同窓会本部会長工藤嘉範氏は、太田前会長の後任となって2年目も再任された。
全国の同窓会支部を廻っており、10月25日にブラジルにも行き秋田県人会で秋工同窓生にも会うことができた。
秋工の校舎が全国でも有数の立派な校舎であることに触れました。ラグビー部が今年創立90周年、陸上競技部が100年になるということで支援を依頼されました。
「特別講演「水素社会への挑戦〜未来を拓く金砂健児」
在校生
母校から招待したメカクラブレーシング班 高橋滉己君と進藤直君による講演がありました。
今年5月4日に秋田県大潟村で開催された2015WEM燃料電池部門では、大学や一般企業を押さえ秋工レーシングFCが一位となりました。
次世代に向けた低炭素な社会を構築するため活動している学校・家庭・市民団体・NPO・企業などの団体に贈られる「低炭素杯2014」では全国1,620団体からファイナリスト41団体に選ばれ、「最優秀ソーシャルイノベーション賞」を受賞しました。
秋工メカクラブレーシング班の活動は2003年から始まっており、エコカーレースでは何度も優勝している。2010年にドイツで開催された「IPHEヤングスチューデントFCコンペティション」にも日本代表として出席しました。(*平成22年東京秋工会総会でも報告してもらいました。)
新しいテーマとしてマグネシウムと酸素と塩水で発電しするマグネシューム燃料電池の研究にも取り組んでおり後輩たちに託したいとのことです。
詰襟の学生服姿に接して遠く過ぎ去った秋工時代を思い起こさせてくれました。
慶應大学アート・センター森下 隆先生
写真集「鎌鼬」(カマイタチ)
1986年57歳で死去した秋工卒舞踏家土方巽について、慶應大学アート・センター森下隆先生の講演がありました。
(*この講演は、2016年が土方巽没後30年になることで急きょ短い時間でしたが講演していただくことになりました。土方に関しては会報KANASAVol23にも掲載してあります。)
森下先生は、「文化による地方創成」として東京から秋田の活力を手助けしたいと様々な活動をしています。秋田魁新報に2011年から3年間にわたり「不世出の舞踏家 土方巽 秋田から世界へ」を毎週土曜日に連載しました。現在続編として掲載中の、1970年大阪万博で上映された「誕生」に土方が出演、当時他にもいくつもの映画にも出演したことから、まるで映画俳優と書かれた秋田魁新報2015年10月31日付けの切り抜き記事を参加者に配布していただきました。
今年8月特別公演「病める舞姫」の秋田弁朗読会や舞踏ワークショップを男鹿市大龍寺などで開催しました。海外からも10ヶ国25人が参加しました。(*男鹿でのイベントについては東京秋工会ホーム・ページでも船木政秋氏のなまはげ通信として写真付きで掲載しました。)
珍しい子供のころの写真や、秋工正門での写真、土方をモデルとした細江英公の世界的写真集「鎌鼬」(カマイタチ)の写真、土方と阿部定との写真などが紹介されました。(*後ほど土方巽と阿部定の接点に興味をもったので調べてみると、阿部定は1936年の猟奇的事件で懲役6年の判決を受けましたが、1941年(昭和16年)に「皇紀紀元2600年」の恩赦を受け出所。後に1967年台東区におにぎり屋を開店。カウンターで酒も提供したので有名な阿部定の店には、様々な分野の来客があり、特に事件当初より定に心酔した土方巽は常連客であった。)
土方の父方の故郷で、写真集「鎌鼬」が撮影された秋田県雄勝郡羽後町に、2016年8月「鎌鼬美術館」の開設が予定されており、写真集「鎌鼬」の写真の常設展のほか、舞踏に関わる企画展が予定され、近く森下先生も現地へ出向くとのこと。(*羽後町は西馬音内盆踊りでも知られています。)
鎌田満雄氏(S27C)の音頭により乾杯となりました。
鎌田満雄氏(S27C)の音頭により乾杯
初参加者の自己紹介。
右から石井信夫氏(S48M),坂下誠光氏(S48M),廣島徹氏(S49H)
3名の初参加者の自己紹介がありました。
詩吟同好会「川中島」
民謡
詩吟同好会の皆さんによる「川中島」が吟じられました。
日本民謡協会主催の全国大会で優勝した民謡 山形俊男氏(S39M)、三味線 三浦晃氏(S37M)、尺八 鈴木彦之氏(S31M)、嵯峨良平氏(S43E)による「秋田酒屋唄」と、三浦氏の津軽三味線弾きがありました。
近江知永さん
琉球舞踊
声優・歌手の近江知永さんによるアニメソングが歌われました。(*来賓の雄物川高校同窓会関東支部 近江彰理事のお嬢さん )
昨年と同じく佐々木幹事長の奥様喜久恵さんとお仲間による色鮮やかな琉球衣装をまとわれた喜扇本流の琉球舞踊「メンソーレ沖縄」「四ツ竹」がありました。
福引
続いて福引きがあり、当選者には豪華賞品が手渡されました。(*賞品は秋田のお酒やお菓子など幹事が心を込めて秋田のアンテナショップから選び購入したものです。)
応援歌
顧問 高橋陽之助氏(S31Y)による中締め
応援歌「秋工健児」「ラグビーの歌」を全員で歌いました。
16時過ぎ、顧問 高橋陽之助氏(S31Y)による中締めとなりました。
その後多くの参加者は別会場での2次会に参加しました。
写真同好会作品展示(1)
写真同好会作品展示(2)
ハイキング同好会写真
受付
エコレースについて
土方巽と阿部定・おにぎり屋「若竹」にて1969年(昭和44年)
いつも和服姿が素敵な西岡留美子さん・音羽亭
進藤直君、高橋滉己君と引率の今幸喜智先生
西馬音内盆踊りと男鹿の会の縁で。
最年長参加者テーブル
最年長参加者テーブル
S41E同級生
女性は関西支部幹事長木村忠雄氏奥様節子さま
工業化学科卒テーブル
同期寮生同志
二次会
二次会