平成30年度・第78回東京秋工会総会・懇親会　報告

* 同窓会員は敬称略とさせて頂きました

平成30年度東京秋工会総会・懇親会は11月3日(日)アルカディア市ヶ谷（私学会館）に於いて、来賓12名会員90名が集い盛大に開催されました。

講　演 : 「もの忘れとの付き合い方」

東京秋工会のホームページで毎月紹介している「佐藤哲男博士のメディカルトーク」の筆者千葉大学名誉教授で薬学博士の佐藤哲男先生から、「もの忘れとの付き合い方」と題して講演して頂きました。佐藤先生は御年87歳とのこと。

もの忘れのほとんどの場合は良性だが、自分がどこにいるか判らないなど悪性の認知症の進行は非常に速い。

脳の記憶をつかさどる海馬と側頭葉との関連の説明。認知症の種類のなかで最も多いアルツハイマー型認知症の起こる仕組みについて。認知症の初期症状として、しつこくなる、怒りっぽくなるなどがみられる。特徴としては海馬が小さくなっているので注意が必要。

世界中で使われているアルツハイマーの代表的な2種類の治療薬の紹介と処方について。

認知症の予防のためには運動すること、頭を使うことが必要。

同好会などに参加し他の人と会話をして脳を活性化することによって海馬が大きくなる。

もの忘れを防止するには目で読んで声を出すこと、書くことも記憶をよくする。

参加者の誰もが関心のある「もの忘れ」について皆さん熱心に聞きました。

総　会

辻村豊昭(S34E)副会長による開会の辞に続き、参加者全員で校歌を斉唱しました。

三平会長挨拶
• 今日の講演で佐藤先生の仰る通り認知症予防のためにも、是非同好会に参加してもらいたい。
• 今夏の金足農業の甲子園での活躍に、自身甲子園に駆け付け大変感動した。
• 秋田県は人口減少が叫ばれているが、秋田の良さをPRして行きたい。
• 昨年の秋工の活躍に比較して今年は少し寂しい。
• 会員の高齢化が進み、若い人の参加を促したいので協力して頂きたい。

佐々木幹事長より会務・会計報告、小野鐡雄監査役より監査報告が行われ、異議無しにて承認されました。議案については会報にて報告されております。

来賓挨拶

有坂俊吉 校長

母校の状況について述べられました。
• 部活動 : 駅伝は全国大会に出場を決めたので期待して頂きたい。他のスポーツも頑張った。ラグビーの新人戦、マーチングバンドに期待したい。
• 校舎改築 : 完成が1年延びた。グランド、正門が完成、同窓会館平屋新築、60人宿泊できるセミナーハウスを新築、外構工事など平成31年2月全館完成予定。完成の際には見学に来てほしい。
• 秋工の現状 : 1クラス35名構成で6クラス、全校生徒628名うち女子109名。(平成3年には1300名であった。)9月から就職試験が始まり、現在就職希望者は9割決定県内80人、県外75人。昨年より県内の比率が多く地元を支える。

今後もご支援お願いしたい。

富樫博之(S51M)衆議院議員

• 今年は自然災害の多い年で、衆議院では与野党一致で予算を早く通した。
• 地方創生の手段としてのスポーツの役割が大きく、今夏の金足農業の活躍が来年までに99億の経済効果と日銀が予測。現在秋田で開催されている種苗交換会で金足農業吉田投手の祖父が梨作りで金賞を受賞し売れすぎて注文を断っている。
• 大型客船が秋田港に寄港して3374人の観光客が来秋し、貨物線を利用して秋田駅まで特別列車を仕立てた。
• 秋田は元気になりつつある。
• この冬に京都で開催される高校駅伝で秋工チームの活躍に期待したい。

杉田勉　秋田県東京事務所 総務課副主幹

所長、課長不在のため代理として出席。秋田県東京事務所を紹介。

永田町の旧赤坂プリンスホテル隣の都道府県会館の7階で、主な業務として秋田県観光の首都圏における情報発信、秋田県農産物の販路拡大、人口減少に歯止めをかけたいとして秋田県に移住促進。就職支援に専任担当者を置いて力を入れている。希望者がいたら情報を寄せて頂きたい。

桑原栄治(S50E)同窓会本部 副会長

校歌斉唱では学生服で登壇。秋工のPTA会長を務めた。

母校では在籍当時は無かった家庭科と音楽の授業があり、音楽の先生が校歌を3番まで歌おうと言われ歌っている。(*3番は軍国主義的な歌詞があると聞いたことがある：赤川)

瀬田川栄一(S41C)ラグビー後援会会長

(県予選で敗れたことに対して)今日は謝りに来た。5年は大丈夫と思っていた。今年は春の選抜や九州で主たる選手が怪我をしたためしっかりした練習が出来なかったが秋田県大会決勝の試合は敗れたが良い試合だった。

教育委員会にお願いしていた秋工のグランドにベンチが出来た。今後も応援をお願いしたい。

懇　親　会

鎌田満雄(S27C)顧問の音頭で乾杯。

今回8名の初参加者が登壇し自己紹介。

高齢者の多い中、若い女性中心のSpirit of Jubileeのゴスペルコーラスがありました。

恒例の民謡、フルート演奏、詩吟同好会、民謡同好会の歌踊がありました。

抽選会に続いて、しばし歓談。

応援歌「副歌」「秋工健児」と続き「ラグビーの歌」で母校を応援し、秋工時代を偲びました。

生駒茂(S33C)監事による中締めとなり、多くの参加者が2次会会場に向かいました。

*ゴスペルコーラス Spirit of Jubileeのリーダー永沼千枝さんとお話する機会がありましたので、追記しておきます。

ゴスペルコーラス Spirit of Jubileeは 秋田・国際教養大学卒業生によるコーラスグループ。東京外語大学在学中に中嶋嶺雄氏の教え子で後に国際教養大学の教員だった永沼千枝さんがグループを結成した。

秋田・国際教養大学は、秋田県が設立した日本で初の地方独立行政法人。東京外国語大学学長などを歴任し、初代学長だった中嶋嶺雄氏(長野県生まれ 1936〜2013)の理念のもと2004年秋田県秋田市雄和椿川に創立の公立大学。国際社会で活躍できる人材を養成するとして授業はすべて英語で行われ、教養科目のみの授業で、在学中に1年間の海外留学の義務を課している。

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