トランサミン（トラネキサム酸）を市販で手に入れるには？用途別おすすめと注意点

1. のどの痛み・口内炎治療に使える飲み薬

トラネキサム酸はプラスミンという酵素の働きを抑えて、炎症や出血を抑える作用があります。
口の中でゆっくり溶かすトローチタイプの市販薬なら、喉や口内炎の痛みや腫れを和らげてくれます。
局所的に効果が届くので、症状が出たときにすぐ使える点が便利です。

代表的な市販薬のひとつに「ペラックT錠a」があります。
大人（15歳以上）では1日750mgトラネキサム酸が含まれており、喉の痛みに即効性があります。
第3類医薬品で薬局やドラッグストアで購入可能です。

抗ヒスタミン剤が入っておらず眠くなりにくいのも嬉しい特徴です。
ただし、長期連用は避け、7歳未満は使えないため、使う前に必ず注意書きを確認し、必要なら薬剤師に相談しましょう。

トラネキサム酸内服薬は、シミや肝斑の元になるメラニンの生成を抑え、美白効果が期待できます。
市販では「トラネキサム酸錠250mg・500mg YD」のように、医療用ではないが同成分の製品が薬局で買える場合があります。
通常は1日750〜2000mgを分けて飲む使い方になります。

処方薬（トランサミン錠）は医師の診断が必要ですが、市販品は薬局で入手可能です。ただし美容目的の濃度や配合は異なるため、オンライン診療などで医療用を得る方法もあります。

トラネキサム酸内服は、8週間程度の継続が目安とされ、日焼けによるシミや色素沈着の改善効果が報告されています。
即効性ではありませんが、毎日続けることで肌のトーンが整いやすくなります。

トラネキサム酸は医薬部外品（薬用化粧品）として、ローションやクリームにも配合されています。
これらは直接肌に塗ることで、メラニン生成を抑え、部分的なシミ予防に役立ちます

ビタミンCやシステインなどと組み合わせることで、より高い美白効果が期待できます。
内服と併用すると、肌の内と外からケアできるのでおすすめです。

用途に応じて、トラネキサム酸含有のトローチ、飲み薬、化粧品を使い分けましょう。
薬剤師に相談すれば、自分の悩みや肌状態に合った商品を選ぶ手助けになります。

市販製品としては、のど風邪用トローチや内服薬が中心で、価格はトローチが数百円〜千円程度、トラネキサム酸単品錠剤は250mg10錠で約460円、100錠3,091円などがあります。

オンラインでは「トランシーノEX」や500mgトラネキサム酸錠などもあり、量やコスパによっては個人輸入で購入する選択肢も。
ただし、500mgは取り扱いや規制に注意し、信頼できる業者を選ぶのが重要です。

まとめ買い割引や、送料無料ラインを狙いましょう。
ただし、用量を守らず大量に買うのは危険なので、自己判断せず、使用期間を守ることが最優先です。

副作用としては、0.1〜1%程度で食欲不振、悪心、発疹などが報告されています。副作用が出たらすぐに服用を中止し、医師に相談しましょう。

トロンビンなど一部の止血剤との併用は血栓リスクを高めるおそれがあります。
市販薬では併用注意は少ないですが、成分が重複しないようにラベルをチェックするのが大事です。

飲み忘れた場合は気付いたときに1回分を飲み、次回まで開けすぎない。
アルコールとも相互作用はないですが、肝臓への負担を考えると控えめが良いです。
妊娠中・授乳中は医師の指示が必要です。

以上、市販で手に入るトランサミン（トラネキサム酸）について、用途別の使い方や注意点をわかりやすく整理しました。
不安や気になる点があれば、薬剤師・医師へ気軽に相談して安全に活用してくださいね！